2012年05月20日

久米島をちょっと散歩

宿泊先のホテルからバスに乗り込んだものの、
乗客は私だけという中で、
バスの運転手は「久米島野球場」の前で降ろしてくれた。
そこはバス停などない場所であった。

当時、久米島野球場はまだ建設中だった。
東北楽天のメインキャンプ地であった仲里野球場では、
施設が万全ではないこともあり、
新しい球場を造ることになったのである。

久米島野球場.jpg

当時、建設中だった球場がこの写真だ。
それからしばらくして、この球場は完成し、
楽天vs千葉ロッテの練習試合が行われるほどになった。


さて、私はというと、この久米島野球場をひとしきり観察した後、
那覇へ戻る船の出港時間まで、まだ時間があったし、
久米島入りした日は雨であまり歩き回っていなかったので、
港まで歩いてみることにした。

小さな島ではあるが、特に何かあるわけではない。
だだっ広い空間が広がっていて、海風も気持ちが良い。
小さな小学校があったが、
どこにでもあるような習字や絵が飾ってあって、
どこかほほえましい光景でもあった。

そして、旧具志川村の中心部へと差し掛かってきたので、
せっかくだからと写真を撮った。

旧具志川村を歩く.jpg

小さな旅館が1つ。
そして、大手電気屋の出張所みたいなのが1つ。
特に何かあるわけでもないが、
その後、その旅館がある芸能人の親戚の家だったことがわかって驚いた。

ちょっと路地に入ってみる。
久米島の住宅街ではあったが、あまりに沖縄っぽい風景に思わず写真に収めた。

沖縄らしい家.jpg

私自身、沖縄に来たのはこれが初めてだった。
何かと文化の違いを感じながら、それがすごく楽しくもあった。
そして私が住んでいる大阪ではまず見かけないような雰囲気の家。

これが当たり前のように点在している。
それがまた新鮮でもあった。
やっぱり沖縄だ…那覇にいてはあまり感じなかったものが、
この久米島ではそれをひしひしと感じたのだ。

でも、この島ではごく普通のことなんだよね。
文化の違いをみるのも、旅の醍醐味でもある。


久米島での散歩…
非常に有意義な時間でもあった。
島の生活にちょっと触れることもできた。

私自身、あまり離島に旅行に行くことがなかったし、
友人の結婚式を目的に沖縄に来ていたこともあって、
久米島に来たは良いものの、天候不良で那覇に帰れなかったらどうしよう…
と、そんな不安もあったんだよね。

でも、実際に来てみて、本当に良かった。
沖縄の地元の子供たちと話す機会もあったし、
地元の生活を少しだけでも知ることが出来た。

最後に久米島の港で泡盛を買った。
この泡盛、翌日に挙式を控える友人の結婚式で、
それに参列する高校時代の友人と一緒に飲もうと思って買ったものだ。

泡盛.jpg

手土産を片手に、私は久米島を後にした。
久米島は良い所…でも、距離が遠すぎるし、なかなか簡単には行けないところ。
これが最初で最後になるかもしれない。
そう思いながら、船は出港し、遠ざかる久米島の風景を眺めながら、
そんなことを考えたりしていた。

そして船旅4時間後、前日に出発した那覇泊港に到着した。
私はその日、那覇市内のホテルに泊まり、
明日に控える友人の結婚式のため、
翌日、まずは沖縄本島の中部にある名護市へと向かうのである。

名護市でのこと、そして友人の結婚式があった恩納村のこと…
それについては、また後日ということで。



2012年05月19日

一夜明けて…次なる久米島の球場へ

せっかく来た南の島・久米島。
しかし、あいにくの雨で、何をすることもなく、
私はその日の夜を、ホテルの隣にあったコンビニでオリオンビールや泡盛を買って、
適当に買ったおつまみと一緒に飲むことしか出来なかった。

その日泊まったホテルはベランダが広かったこともあって、
私はそのベランダに出て、真っ暗な外を眺めながら、
そして降りしきる雨をうらみながら、
さらに正面にあったスナックに行こうかどうかを迷いながら、
時は過ぎていったのだった。

結局、その日は何もすることがなくて早めに寝た私。
翌朝、ホテルの近くにあったイーフビーチへと出かけた。
雨はもう上がっていたが、見上げると空は雲で埋め尽くされている。

イーフビーチ.jpg

久米島東部にあるイーフビーチは日本の渚100選らしい。
確かにきれいな砂浜ではあるが、
曇り空だと、それが日本で100個の入るほどの渚かどうかが分からない。

ついでにもう一枚。

イーフビーチ2.jpg

晴れてたらきれいだったろうな…そんな砂浜だ。
でも、晴れた日を妄想しただけでは、たいして面白くはない。
せっかくここまで来たからには、
晴れた日の日本で100位以内に入る渚を見たかった。

しかし、こればかりはどうすることも出来ず、
私はこの場所を後にし、久米島西部にある旧具志川村にある久米島野球場に行くことにした。

バスの本数には限りがあるので、
その時間に遅れないようにと、バス停の前で5分前から待機していた。
目の前にはバス会社の事務所があったので、
「ここならまず乗り遅れないだろう…」と思って、待っていた。

しかし、時間になっても、バスは来る気配もなく、
そして、その事務所から人が出てくる気配もないので、
私はただただ不安になるばかりだった。

「沖縄時間」っていうのがあるらしいですな。
時間通りに来ることはないんだとか。
乗る予定だったバスは、始発のバス停で待っていたのに何と10分遅れでやってきた。
でも、これが沖縄スタイルなのだろう。

私はバスに乗り込みただでさえ遅れていて、
いつ出発かも分からないが、運転手がアクセルを踏むときを待っていた。
出発は結局15分遅れ…言っておくがここは始発のバス停である。
一番遅れるはずのないバス停で、いきなり15分遅れである。

バスの中は、私一人だけだった。
バスが出発して早々、バスの運転手はこんなアナウンスをした。


「どちらまで行くんですか?」


アナウンスなので、ぼけっとして聞いていたが、
見渡してみると、バスの中は私一人。
私に向かって語りかけているアナウンスであった。

ハッと気付いて私が「久米島野球場まで」というと、
「はい、分かりました」とのこと。
まるでタクシーである。

そしてそのバスは、途中で誰一人として乗せることなく、
「久米島野球場」に一番近いところでおろしてくれた。

そこにはバス停らしきものはまるでない。
だって、当時、この球場はまだ建設中。
だから止まる必要もないような場所だったからだ。

でも、運転手さんはここで下ろしてくれたわけだ。
バス停もない場所で降りる客。
やっぱり思う…まるでタクシーだ。

何にも縛られないこの雰囲気。
私は好きだな、この感じ。
乗りたい場所で乗り、降りたい場所で降りる…
これが何とも居心地が良かった。

2012年05月12日

雨の久米島&夜の久米島

今まで多くの球場を巡ってきたが、
傘を刺さなければならないほど、雨に見舞われたことはなかった。

沖縄・那覇から船に乗り4時間。
やっとたどり着いた久米島なのに、雨という天気。
本当ならスカイブルーの海が見れるはずのイーフビーチも、
本当にそうなのか?と思わせるような風景が漂っている。

この日の宿泊先は、当時、東北楽天がメインキャンプを張っていた球場の近くにあり、
しかもそんなに値段が高くなく、リーズナブルに泊まれるホテルだ。
お目当ての球場はこのホテルから歩いても数分だ。

でも、せっかくだから、傘を刺しながら、
土砂降りの中で、写真を撮ったのがこれである。

久米島仲里球場内野.jpg

とりあえず、これで久米島の目的は果たした。
球場をひとしきり撮影した後、
私は、ここまで来たんだからとにかく飲もう!
そう思って、ホテルの周辺を歩き、何か名物はないかと探してみた。

久米島は具志川町と仲里町が合併した出来たらしいが、
その中心街はやっぱり離れている。
かつて、別々の町だったんだなという印象が漂う。

その中の仲里町の中心街はこんな感じだった。

仲里村中心街.jpg

すべての店が閉まっていた。
雨だし、夕方だし、こんなもんだろうね。

仕方なく、私はホテルの隣にあったコンビニで、
泡盛を含め、おつまみもいろいろ買って、
その夜は1人で飲みまくった。

特に寂しさを感じることもなく、
雨降る南国の夜を満喫した。
ホテルの前には昭和の雰囲気のあるスナックがあったが、
立ち寄る勇気もないまま、ひとしきり飲んだ後、
そのまま寝ることにして、翌日の船に乗り遅れないよう、最善の策を採ったのだった。

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