私の友達が結婚式をするというので、
前日から香川県は高松に乗り込むことになった。
私自身、高松に初めて来たのは、小学校の修学旅行のとき。
そのときは、高松でうどんを自分で作るという体験学習をし、
五色台にある国民宿舎に泊まった記憶がある。
それから親友と一度、旅行で高松を訪れたが、
実に15年ぶりの高松ということになった。
15年前に来たときの高松駅は、
今回の球場行脚できたときとはまったく違う景色だったような気がする。
こんなに先進的でキレイな高松駅ではなかった。

見違えるほどのきれいになった高松駅に、
正直、ビックリしたほどである。
今回は観光する前に、まずは球場を先に行脚したい…
まさに球場寅さんの球場に対する血が騒いでいた。
2004年にスタートしたこの球場企画だったが、
実はこれが3つ目の球場行脚だったのだ。
始まったばかりの企画だったこともあり、
私の中では球場魂が煮えくり返っていたのだ。
まずは真っ先に球場へ向かいたい…
まさに球場寅さんが在るべき姿といえるだろう。
この日、香川県営野球場(高松オリーブスタジアム)では、
広島vs阪神のオープン戦が行われる予定だったこともあり、
しかも友人の結婚式と見事に重なったこともあり、
歓び勇んで、高松にやってきたのだ。
というわけで、香川県営野球場でプロ野球が行われるときに、
球場までシャトルバスが運行されるということを知っていた私は、
高松駅前でキップを手に入れ、バスに乗り込んだのである。
これは、バスの出発地である
高松駅前のバスターミナルである。

私はバスに乗り、香川県営野球場へと向かう。
まるで観光バスのような車内。
バスガイドさんが案内してくれそうな雰囲気が漂っていた。
しかし、バスガイドさんは乗っているわけもなく、
運転手さんが案内する中で、バスは静かに進み、
瀬戸大橋が遠くに見えるような場所で、
バスは静かに駐車場に腰をすえたのである。
15年前のこと