とことこと歩く私。
久々に幕張の風に吹かれながら、
目的地に向かって歩いていた。
途中には幕張メッセが見えてくる。
相変わらずの大きな建物である。
そして、目の前に「青いコロシアム」のような形状をしている
千葉マリンスタジアムが見えてきた。
いつ見ても、東京湾岸でしかもすぐ近くは砂浜という立地に、
こんな球場ができたものだと思ってしまう。

上の写真で、右に見えているのが千葉マリンスタジアム。
左手には東京湾が見えている。
本当に海のすぐ近くなのだ。
ここまで海の近くに球場があるという立地。
日本各地の球場の中でも非常に珍しいのではないだろうか。
そして、海に近いからこそ、
そしてこの球場がコロシアムのような円筒形だからこそ、
海から吹きつける風は、この建物によって、
普段では起こりえないような気流を起こし、
それが選手を戸惑わせる。

ちょっと分かりづらいかもしれないが、
まさに円筒形の形状をしているのだ。
しかも、座席の上の覆うように、
ちょっとだけ屋根が張り出している。
これも、妙な気流を生む要因なのかも知れない。
このように、風という自然が生み出すものを克服するためには、
この球場に慣れておく必要がある。
つまり、この球場は、この球場を本拠地にし、
自分のものにしている球団こそ、圧倒的に優位に出来ている…
まさにホームグラウンドにふさわしい球場であるともいえるだろう。
幕張に吹き付ける風…
それはその風の特性を知っているものに味方する。
だからこそ、交流戦ではこの球場が不慣れな
セリーグのチームは苦労するのかもしれない。
無風のときなら別なのだろうが…。
まさに「風が味方する」を地で行く球場だといえるのだろう。