2012年01月22日

甲府の球場を行脚した後は…

球場内の空気はどこも共通して美味しいものだ。

それは、球場の周りは何もなく、
緑がいっぱいだったりするからだろうか。

特に晴れた日なんかは、
自分の頭上に広がる青空は、
自分のために光が降り注いでいるかのように、
すがすがしくさえ感じることがある。


今回訪れた甲府の球場は、
青空で私と妻を迎え入れてくれた。

一応、新婚旅行ということで甲府に来て、
しかも私のわがままで球場に付き添わせて、
それでも「晴れ」というプレゼントを与えてくれたわけだ。
これだけでも感謝の気持ちで一杯である。

しかし、球場に向かう際に妻が見つけた
道端へ移動させようとしたものの、
鋭いカマを振りかざし必死の抵抗をしたカマキリ。

球場行脚を終えて、最寄り駅へと歩いて帰る道中。
私たちは道のど真ん中に緑色の何かを発見した。

あのときの勢いはどこへ行ってしまったのか。
「だからあの時、妻の好意を素直に受け入れていたら…」
そう感じずにはいられないほど、
変わり果てた姿になっていた。
手を合わせて通り過ぎる…それくらいしか出来なかった。


これで甲府の球場行脚は終わったわけだが、
その後、私はJR身延線でさらに南へと進み、
下部温泉という小さな温泉街に降り立った。

到着した頃には周囲は真っ暗であったが、
駅からすぐ近くの旅館へと歩いて向かった。

途中、街頭もない闇夜の道を進んだ。
途中には小川にかかる橋もあり、何となく薄気味悪かった。

しかし、その先にある旅館を見て心が和み、
そして広々とした温泉に浸かり、
山の幸、渓流の幸を味わいながらビールやワインを飲み、
薄気味悪い気持ちはどこへやら、ほんのひと時の幸せな時間を過ごした。

こうして、山梨の夜は更けていったわけで。


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