遠くに瀬戸大橋が見えたり、瀬戸内の風が頬をなでたりで、
ただただ球場の周辺を歩くだけでも気持ちがいい。
この日は非常にいい天気に恵まれたこともあって、
余計に瀬戸内の風が気持ちよく感じられるのだ。
そして、広島vs阪神のオープン戦が行われるとあって、
いつもは閑散としているであろうこの球場は、
たくさんの野球ファンであふれていた。
ここへ来る道中のバスも超満員だったし、
球場の手前では渋滞も起こしているほど。
まあ、この場所は車でしか来ることはできないから、
たまにしかないプロ野球の試合となれば、
たくさんの自動車でごった返すのは当然のことだろう。
しかも、他にはあまり近道がない一本道であるため、
そこに自動車が集結する…それが渋滞に拍車をかける。

こんな感じで、たくさんの人でゲートには行列が出来ていた。
この写真は外野方向の入り口であるが、
正面玄関はこんな感じである。

球場の歴史などについては、メインサイト「週刊カープ評論」内の
「球場寅さんKUNIの全国球場行脚」にも記載したので、
そちらをご覧いただければと思います。
受付の人にチケットを手渡し、
いざ球場の中へと入っていくと、また1つの行列が出来ていた。
その行列の先にあるのは、「うどん」である。
そう、香川県に来たのであれば、
もはやこれを食べずしては帰れないだろう。
それが「うどん」なのである。いわゆる讃岐うどんだ。
しかも、この香川県営野球場のうどん屋はすべてがセルフサービス。
茹でたうどんを店員さんからもらうと、
うどんつゆを入れるのも、天かすやトッピングを乗せるのも、
全部自分でしなくてはならない。
でも、その分、安く食べることが出来るのが、
非常に大きな魅力なのだ。
安くて美味いなら、少々の手間は惜しまない。
そして、そのうどんがこれだ。

薄味のつゆだが、これが上品で美味いのだ。
しかも安いのに、結構な量があるため、
私はこの一杯でお腹いっぱいになった。
そして、いよいよ試合が始まるのである。
香川の人って…